2010年は日本の大卒就職戦線に大変化が訪れた年です

   日本の一部の大企業は主としてアジアが主力市場となった為に、その市場で活躍できる
  外国人の新規採用を大幅に増やしました。多くの日本の若者が新規に採用されなかったの
  は彼らが備えている知識や言語の能力、説得力などの差で選別されたのです。企業が悪い
  のではなく採用されなかった若者の外国語能力がないことも大きな原因の一つです。
   日本の不景気は政治家の無能を見せつけられる限りまだまだ続きます。国内の生産規模
  縮小がある訳ですから間違いなく人員削減もある訳です。中小企業もアジアが主力市場に
  なりました。言葉のできる人材は貴重です。言葉のできない人員は首切りの対象です。
 
2010年は日本の消費市場の縮小が明確になった年です
 

 もともと日本の市場は大きく国内産業は国内消費で経営を賄えるだけの規模があったのです。従って日本人が日本国内で生産し流通を行い消費する限りでは、外国語を必要とせず日本語だけで十分に社会コミュニケーションがとれていたのです。日本人は日本というクローズな社会で生活する限りでは日本語だけで十分だったのです。ですから小学校での英語教育など不要だ、と日本人愚民化策を声高らかに叫ぶ先生もいるのです。電機メーカーに勤める人、その下請工場に勤める人、すべてが外国語を話す必要もなく、読む必要性もなく日本語だけで十分にコミュニケーションをとって収入を得て生活をしていけたのでした。
 このことは山田五郎さんがラジオでも話しており、これから就職に再チャレンジする人にはぜひとも聞いて頂きたいものです。

2010年8月5日のTBSラジオ デイ・キャッチ
音声ですからボリュームにご注意ください。
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 山田五郎さんは、「日本のマーケットが大きければ」との条件付で、日本人は外国語を必要としていなかった、との話をされています。
 今、日本国内のマーケットは少子化や工場の海外移転などで急速に縮小してきており、企業も生き残りを賭けて海外の市場にさらに大きく打って出なければなりません。海外の市場でもっとも大きくこれからも成長していくだろうと誰もが思っている国は中国です。
 「パナソニック採用の8割外国人 大学生就職深刻になる一方だ」など、昨年からマスコミやインターネット上で賑わっている記事で言っている外国人の多くは中国人であることをしっかりと頭に叩き込んでおいてください。

2011年2月18日のTBS Nスタで日本企業の中国人新卒採用の特集番組
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Part1        Part2

 
人間力を問われる面接選考で 姑息なあなたはバレバレ
 

 あなたは就職面接の席で「○○のアルバイトの接客でコミュニケーション能力がつきました」とか「□□部活の代表を務め後輩の指導力を養った」など人間力を面接官にアピールするのですか?
 20年前なら体と根性が営業を伸ばす源泉の一つであったかも知れません。今や海外に出て行かざるを得ない企業が、学生時代にアルバイトに打ち込んだ学生を喜ぶともでも思っているのでしょうか? 病気もしない立派な体を持ち根性もあり長時間働ける若者は、海外の学生たちの中にたくさんいるのです。就職マニュアル本にある字句を鵜呑みにし、抽象的表現で自らを「あるべき人材」であるように演じても、練達した面接官によってすぐに化けの皮が剥がされてしまうのです。企業の面接官が期待して知りたいのは、勉学やサークル活動などに、あなたがどんな思いで取り組んできたのか、それによってどれだけ成長したのか、どんな価値観に気がついてきたのかといったことなのです。
 自動車が好きで乗り回していたがガソリン代に結構使ったことからガソリンのいらない自動車(価値観)に興味を持ち始めた。ホームセンターでアルバイトをして中国製の商品が多いことを実感し、中国に興味を持ち本気で中国語の勉強を始め(取り組み)HSKの5級に合格した(成長)。こんなことを面接官は期待しているのです。
 企業があなたに求めている人間像は「考えられる力」と「実行できる力」です。考えることを放棄した若者たちが多い就職戦線で、あなたの具体的な計画性と実行力は面接官を納得させるはずです。もちろん履歴書にも書き入れることのできる成果ですから、就職最前線の書類審査で選別されて落とされることもありません。

 
1000人の横着者の中で 目立つあなたの行動力 
 

 テレビで見聞きした話だとお断りしてお話を申し上げますが、就職活動中のある学生はインターネットで100社に応募し、その多くの会社から面接試験への案内もこないと嘆いていました。一昔前、企業は各大学に求人票を送り、「お宅の大学から2名欲しい」など教育機関に向けて具体的な求人活動をしていたのです。大学側も大学内に求人票を掲示して申し込みの学生を絞り込んでいったのです。インターネットを利用した求職活動は、誰もが希望する企業に申し込めるという点では公平性があるようですが、1日に何百通もくる応募申し込みで、企業の担当者は丁寧に1枚 々 の申し込み書を吟味する訳にもいかず、勢い出身大学で線引きをしているとも聞いています。100社も申し込んでもよほどの有名大学の学生でない限り面接までたどり着くのは至難なのです。
 あなたはなぜインターネットだけに頼るのですか? なぜ就職を希望する会社まで足を運ばないのですか? 企業の採用部署まで足を運び、お話を聞かせてもらい自分の思うことを述べれば面接をして貰ったのと同じではないですか。
 かつてサッポロビールが「男は黙ってサッポロビール」というテレビコマーシャルを打って一世を風靡しました。どこかの大学の学生がサッポロビールの入社面接の席で面接官の質問に答えず、コマーシャルのようにビールを持った右手を高く上げたポーズをとって、ただ一言「男は黙ってサッポロビール」と言ったそうです。「私は貴社に愛社精神を持ちうんうんかんぬん」と言うより彼の行動はすでに愛社精神に満ち溢れています。言葉より行動です。行動なくして成果なし。この学生はサッポロビールに入社したそうです。

説得力はあなたの中国語力です
 
アジアの学生が入り込んだ就職戦線の中で あなたの対抗手段は 
 
 

 あなたの就職戦線には強力な競争相手が次から次に出てきます。
 日本企業の生産と販売のグローバル化の進行が、アジアなどの新興国を主戦場とした新たな段階に入りました。それに伴い企業が必要とする人材の質も急激に変化してきています。早稲田大学キャリアセンター課長・西尾昌樹氏は「2010年5月頃から驚くほどの変化でグローバル人材のニーズが強まってきた」とお話をされています。
 急に風向きが変わったように、ここにきて企業は外国人留学生の採用を積極化しています。さらに採用担当者が中国や韓国などに出向き、有力大学の学生を本社スタッフとして獲得する動きが増えてきています。
 JCASTニュースによりますと、外国人の採用枠増大の典型例がパナソニックです。2011年春採用の内定者1390人中、外国人は8割を占める1100人です。これに対し国内採用は前年比4割も減少して290人に抑制しています。「ユニクロ」を展開するファーストリティリングも、2011年春の新卒採用者600人中外国人が300人を占めてこの300人を2013年には1200人に増やす予定だそうです。さらにソニーも2010年春には新入社員全体の4%だった外国人の比率を2011年春には14%に拡大する予定です。このようにグローバル競争の激化を背景に、日本企業が優秀な学生を求めて海外に目を向け始めた結果、日本の学生たちは外国人留学生やアジアの有力大学の優秀な学生と同じ土俵で、内定の獲得競争を展開する時代に入ってきたのです。
 昨年に始まった日本企業の大量外国人採用はますます傾向を強め、日本が今までの日本のようではなくなって行きます。時代の風は勉強していない学生に厳しくあたります。

 漢字を知っている日本人なら正しい勉強方法で中国語を学習すれば、短時間に中国語を習得できます。日本人に指導すべき正しい中国語の学習法は、実のところ中国人は誰も知らないのです。まず全部の中国人は中国語が話せる中国人の子供に教える方法で日本人に中国語を教えます。そんな教え方で学んだ日本人は間違いなく聞く力を劣化させます。
 私たち中国語教室の日本人指導者は当教室の中国人教師陣に日本人への中国語指導法を常に教えており、それで初めて短期間の習得が可能となるのです。



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